Architect

アーキテクト

IT化やDXにおいて最も大切にしていることは現場への浸透です。業務システムの主な目的は、データの抽出・計算・視覚化・整頓の自動化による業務の効率化です。そのための最適な機能と快適な運用が実現するアーキテクチャを構築します。

Rationale

システム開発における設計やアーキテクチャは、一度決めてしまうと後から大きく変更することが難しく、プロジェクト全体の成否を左右する重要な工程です。それにもかかわらず多くの開発現場では要件定義が形式的に進められ、「なぜその機能が必要なのか」「なぜそのUIなのか」といった根本的な判断が曖昧なまま開発が始まってしまうことが少なくありません。

私たちは、開発を受託する立場であっても「言われた通りのシステムを開発する」のではなく「本当にそのシステムが現場にとって最適なのか?」を常に問い直すことが重要と考えています。業務内容や現場の運用を深く理解した上で、技術選定・機能設計・業務フローとの整合性を開発着手前のフェーズで見極めることが、失敗しないシステム開発の土台になります。

Issue

業務のIT化やDXというと「クラウドサービスやAIを活用し、業務をデジタル中心にして生産性を向上させる」というイメージがあります。これは間違いではありませんが、「DXの70%以上は失敗」と言われている通り、残念ながら多くの現場ではそれらは正しく機能していません。 ビジネスにおけるITシステムは強力な道具である一方、業務への負担が非常に大きくなりやすいものでもあります。 特に便利な機能を多く搭載するほど、現場では負担が増えるために思ったほどの業務改善はできず、最悪システム自体が使われなくなることもあります。

私たちは、この課題に対して業務ヒアリングと技術検証を重ねながら技術方針・システム構成・機能範囲を具体的に設計し、実際に動作するプロトタイプを用いた検証(プロトタイピング)へとつなげていくことで、机上の判断で終わらせず現場で本当に使えるかどうかを確かめながら進めます。

Process

アーキテクトのフェーズでは、まず業務ヒアリングを通じて現状の業務フローや課題、優先すべき目的を整理します。並行して要件を満たすための技術選定と検証を行い、システム全体の構成やデータ設計の骨子を固めます。ここで大切にしているのは「作れるかどうか」ではなく「その技術・構成が業務に合っているか」という視点です。

  • 業務課題・要件の整理資料
  • 技術方針書(採用技術・システム構成とその選定理由)
  • データ設計・システム構成の骨子
  • プロトタイプ実装で検証する機能範囲の定義

アーキテクトフェーズで固めたこれらの成果物は、そのままプロトタイピングのインプットになります。技術方針や機能範囲という設計図をもとにプロトタイプ実装を進め、実際に動かしながら現場で本当に機能するかを検証します。逆にプロトタイプでの検証結果によって設計自体を見直すこともあり、アーキテクトとプロトタイピングは一方通行ではなく行き来しながら精度を高めていく関係にあります。

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