SFAで営業活動を数字で可視化する
「今月の受注はどう動いているか」を把握するために、各担当者に個別確認しているなら、SFAの導入を検討する価値があります。CRMと混同されがちですが、SFAは営業活動そのものを管理するツールです。
これまでの業務
週次の営業会議で各担当者が報告用のエクセルシートを更新し、マネージャーがそれを集計して全体の状況を把握。商談ごとの進捗、次のアクション、受注確度はすべて担当者の頭の中にあり、メールや口頭で都度確認していた。月末に近づくと「今月の着地はどうなりそうか」のヒアリングが増え、管理の手間が集中していた。
発生していた問題点
- 商談の進行状況がリアルタイムで見えず、問題が起きてから気づくケースが多かった。
- 担当者ごとの報告フォーマットがバラバラで、マネージャーが集計・整形するコストが高かった。
- 月末の受注見込みを算出するために、担当者への個別ヒアリングが必要だった。
- 担当者が変わった際、どの商談がどこまで進んでいたか引き継げないことがあった。
- 優先すべき商談とそうでない商談の区別がつきにくく、フォローの抜け漏れが起きていた。
SFAを導入
SFA(Sales Force Automation:営業支援システム)では、商談ごとに担当者・対象顧客・商談ステージ・受注確度・金額・次のアクションを登録します。各担当者が日々の活動をSFAに入力することで、マネージャーはダッシュボードから全商談の状況をリアルタイムで確認できるようになります。
CRMが「誰と関係を持っているか」という顧客情報を管理するのに対し、SFAは「どの商談がどこまで進んでいるか」という営業活動のプロセスを管理します。両者を統合したツールも多く、顧客情報と商談進捗を一画面で管理できる製品も普及しています。
受注確度と金額を登録することで、月末・四半期末の着地予測も自動で算出できます。ヒアリングで時間を取られていた予実管理の手間が大幅に減ります。
期待できる効果
- 商談ステージと次のアクションが一覧で見えるため、フォローの抜け漏れを防止できます。
- 受注確度・金額・件数からパイプラインを自動集計でき、月次・四半期の着地予測が立てやすくなります。
- マネージャーは報告を待たずに商談状況を把握でき、適切なタイミングで支援に入れます。
- 担当者の活動量(訪問数・連絡数)を数値で追えるため、改善点の特定がしやすくなります。
- 引き継ぎ時も商談履歴がシステムに残るため、新担当者が状況を把握するコストが下がります。